かの松尾芭蕉も松島の美しさに感動して句を詠みましたが、大小260の島々から成る松島は日本三景の一つにされるほど、その美しさは世界に誇るものがありますよね。
東日本大震災もありましたが、松島の人気は衰えません。
今も世界中から多くの観光客が松島を目指してやってきています。
松島の美しさは何と言っても青くきらめく海とその中に点在する独特な形の島々でしょう。
その美しさを堪能するには、やはり遊覧船(観光船)で周遊するのがおすすめです。
ということで、遊覧船の時間、料金、おすすめコース、予約、駐車場などについてまとめました。
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おすすめの時間帯と所要時間の目安
時間帯について
各汽船会社では、
- ディナークルーズ
- 牡蠣鍋クルージング
- サンセットクルーズ
など、ユニークなクルージングコースを用意していたりします。
しかし、やはり松島の芸術的な美しさを堪能するのであれば、日中のクルージングが良いでしょう。
お昼ごろになると、道路や駐車場が混んできますので午前中の比較的早い時間帯を選ぶのがオススメです。
所要時間について
どの汽船会社でも約1時間で松島を周遊できるようにしています。
- クルージングのコースは松島湾を一周するコース
- 松島と周辺の観光地である塩竃地域や奥松島地域を片道で走行するコース
などがあるので、旅程に合わせて選ぶと良いでしょう。
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予約は必要?? 料金と時刻表をチェック
チケットの購入と予約
遊覧船の乗船に必要なチケットは、遊覧船発着場のそばで購入することができます。
発着場は、松島観光案内所(松島海岸駅から約300m)のそばなので、当日チケットを購入するのも良いですね。
各汽船会社では通常、1時間に1本の割合でクルージングをしています。
ですが、あまり待ちたくないと思うのであれば、各汽船会社の公式サイトで時刻表をチェックしてから乗船すると良いでしょう。
もし旅行までに時間があるのであれば、事前に公式サイトからweb予約をしておけば、料金が割引になるケースもあるので、オススメです。
予約をしておけば、混雑していても並ばずに乗船できますし、また汽船会社によっては料金の割引をしてくれる場合がありますから、予約という手を使わない手はないでしょう。
また、コースによっては要予約のものもあります。
お目当てのコースがある場合は、下記の汽船会社の公式サイトなどで事前にチェックしておきましょう。
各汽船会社の料金と時刻表をチェック
松島の観光船といえば「松島島巡り観光船」と「丸文松島汽船」の2つが代表的です。
遊覧船の料金は大人1,500円、小人750円くらいのところがほとんどです。
松島島巡り観光船
松島島巡り観光船では、松島湾を1週できる仁王丸コースが用意されています。
仁王丸コースでは、仁王島、鐘島、千貫島、雄島、双子島などをゆったりと楽しむことができます。
仁王丸コースの時刻表は、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時、16時(冬季休み)で、所要時間は約50分。
料金は、大人1500円、子供750円。
混雑を避けたい場合は、追加料金でグリーン席に行くのがオススメです。
(※料金や時刻表は、季節などタイミングで変わる場合がありますので、必ず公式サイトをご確認ください。)
他にも、松島⇔塩釜を渡る「みちのくAコース」「みちのくBコース」や、季節限定のコースなどもあります。
各コースのルートや時刻表、料金は公式サイトをご覧ください。
丸文松島汽船
丸文松島汽船でも、松島湾を一周できる松島周遊コースが用意されています。
こちらのコースでも、仁王島、鐘島、千貫島、雄島、双子など代表的な島を見て回ることができますよ。
さらに丸文松島汽船だけで近づける兜島、鎧嶋、在城島、伊勢島、小町島などを楽しむこともできます。
松島周遊コースの時刻表は、9時、10時、11時、12時、13時、14時、15時で、所要時間は約50分。
料金は、大人1500円、子供750円。
2階のグリーン席に加え、3階の一等席もあります。
(※料金や時刻表は、季節などタイミングで変わる場合がありますので、必ず公式サイトをご確認ください。)
その他にも、塩釜⇔松島の片道の芭蕉コース、塩釜発着松島周遊コース、奥松島・大高森コースなどがあります。
各コースのルートや時刻表、料金は公式サイトをご覧ください。
丸文では、片道コース以外は要予約となっていますね(当日予約もあり)。
松島島巡り観光船では、当日でもチケットが買えるようです。
とはいえ、やはり事前予約をすることをおすすめします。
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遊覧船からはこの島をチェック!おすすめコースを選ぶなら
せっかく遊覧船に乗って海から松島を鑑賞していても、必見の景色を見逃してしまったら元も子もないです。
もちろん船内ではアナウンスが流れていますが、事前の知識として、この島は外せないというものをご紹介します。
また、汽船会社が用意しているコースのうち、どれを選べばよいのか迷っている場合も、是非ご参考ください
仁王島
一つめは仁王島で、松島を象徴する島として有名です。
まるで仁王様が葉巻を加えて座っているように見えることからこの名がつきました。
千貫島
それから千貫島も見逃してはいけません。
海水によって侵食された島で自然の造形美が美しい島なのです。
千貫島と呼ばれるようになった由来は、この島の美しさに魅了された仙台藩主伊達政宗が「この島を取ってきたら千貫やる!」と言ったことだと伝えられています。
戦国時代を駆け抜けた伊達政宗の豪快な面も垣間見える島なので、必ずシャッターを切ってください。
在城島
こちらも伊達政宗由来の島です。
在城島の名前の由来は、伊達政宗がお月見をしているときに、この島をお城に喩えて「このように見渡す限りの視界なれば落城の憂いなし」と言ったことだと伝えられています。
鐘島(金島)
この島には、穴が4つあいていることが特徴で、まさに自然の芸術を思わせます。
名前の由来は、穴に響く波の音が鐘の音のようだということ、穴の形が小判に似ていること、と伝えられています。
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おすすめの有料駐車場、無料駐車場は?
車で観光地を巡る場合、駐車スペースの確保が課題になります。
また、船に乗っている間の駐車料金も馬鹿になりませんので、事前にチェックしておくとよいですね。
おすすめの駐車場は、松島公園第1駐車場と、松島公園第4駐車場です。
理由は、桟橋から近いからです。
これらの駐車場は有料で、1時間300円(以降30分毎に100円)となります。
なお、松島公園第2駐車場は大型バス用であり、第3駐車場、第5駐車場は少し距離が離れてしまいます。
また、無料の駐車場としては、海岸から離れたところに町営のものがありますが、遠いのでおすすめしません。
以上、松島の遊覧船についてお話してきました。
松島は海から景色を楽しめる珍しい観光名所ですから、是非遊覧船で楽しんできてください。
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