春日大社は平成10年にユネスコの世界遺産に登録され、世界でもその存在意義を認められた由緒正しい神社。
そんな春日大社の訪れるなら見逃せない見所についてご紹介します。
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見どころいっぱいの春日大社
春日大社は、元々は藤原氏が氏神を祀るために創建した神社です。
御祭神は武勇に優れた武甕槌命ですから、勝負運や開運にご利益があります。
春日大社には、
- 朱色の鳥居や本殿
- 境内にあり縁結びにご利益がある夫婦大國社
- 15社ある若宮
など、見どころがたくさんあるので、1時間以上かけてのんびり参拝した方が良いです。
では、見逃せない見どころを1つずつご紹介していきましょう。
万灯籠
春日大社には、約3000もの灯篭が並んでいるのが大きな見どころの1つです。
それだけでも必見と言えるのですが、全ての万灯篭に灯りが灯される「万灯篭」いうイベントが行われるときがあります。
その幻想的な風景は見逃せません。
万灯篭が見れるのは、8月14日の19時頃の中元万灯篭と、2月の節分の節分万灯篭になります。
万灯篭は吊り灯籠という呼び名でもお馴染みで、日中に朱色の回廊上に釣られている万灯籠の姿も素敵ですが、夏の夜に灯りが灯った万灯籠の美しさは幽玄的でこの上もない美しさです。
500円をお納めすれば特別参拝できますし、3,000円お納めすれば献灯をする事も可能です。
この時期に春日大社に参拝をする事ができたら、とてもラッキーですから是非日が落ちる時間を待って、中元万灯籠の灯りで照らされる春日大社を楽しんでください。
万葉植物園「砂ずりの藤」
春日大社のもう一つの見どころは自然の美しさでしょう。
境内では四季折々の花が咲き乱れており、春夏秋冬どの時期に行っても、自然豊かな中に佇む春日大社の荘厳ないでたちを堪能する事ができます。
その中でもおすすめは藤の花です。
この藤の花自体がパワースポットであるとも言われて人気があります。
特に万葉植物園の中にある「砂ずりの藤」の美しさは圧巻ですから、藤の花が咲く時期であれば見逃しのないようにしたいところです。
万葉植物園には入場料が必要ですが、社務所前からも無料で見る事が出来るので、時間がなくて植物園に入る暇がないという人はそちらの砂ずりの藤を堪能すると良いでしょう。
ドーム型の紅葉
さらに紅葉の時期に是非見ていただきたいのがドーム型の紅葉です。
この紅葉の横の浮舞台で雅楽会が執り行われるので、都合が合えば寄ってみると良いでしょう。
神の使いである鹿
忘れてはならないのが神の使いである鹿たちでしょう。
御祭神である武甕槌命は常陸国から白い鹿に導かれて、この春日大社の地に降り立ったと言われています。
今いる鹿たちはこの神の使いの子孫として保護されていますから、のんびり鹿と戯れる時間もおすすめします。
また、白鹿のおみくじも人気です。
小さな置物の鹿がおみくじを口に咥えていて、かわいいと評判になっていますよ。
参道
奈良駅からバスで参道入口前まで行ったなら、長い参道を楽しみましょう。
深い森に包まれており、あちこちに鹿がいて良い雰囲気を味わうことができますよ。
また、進むにつれて増えていく燈篭にも注目です。
大鳥居・一の鳥居
この鳥居は、高さが6.75m、柱間の距離が5.2mもあり、日本三大鳥居の1つとして知られています。
造営は836年で、古い歴史を感じることができます。
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伏鹿手水所
二の鳥居をくぐると、金属製の伏鹿の手水所に到着します。
鹿が口に巻物を咥えており、その巻物から水が流れ出るようになっています。
本殿の前に、ここで手や口をお清めしていきましょう。
慶賀門、南門
世界遺産である春日大社の本堂を取り囲む大きな門にも注目です。
まぶしい朱色が目を引きます。
宝物殿(国宝殿)
春日大社の宝物殿は、2016年に国宝殿としてリニューアルされました。
中の展示室には、国宝352点と重要文化財971点などが展示されています。
特に、装飾が施された刀や鎧が素晴らしいです。
御本殿
屋根が曲線状に反り返った形状の「春日造」の御本殿です。
通常は、直接参拝できないのですが、式年作替の間は見ることができます。
社頭の大杉
御神木とされている大きな杉で、樹齢は800年以上と推定されています。
高さが25m、幹回りが8.7mという巨大な姿は圧巻です。
他にも
- 舞殿
- 車舎
- 着到殿
- 直会殿
などなど、歴史的にも文化的にも貴重な建物がいっぱいありますよ。
旅行がてらのんびり参拝してみてください。