鎌倉といえば、人気の観光名所ですし、パワースポットとしても外せない土地ですよね。

そんな鎌倉の中でも、人々を引き付けるのが高徳院の鎌倉大仏です。

 

今回は、高徳院について

  • 大仏の大きさや高さ
  • 高徳院の見どころや豆知識
  • 簡単な歴史
  • 鎌倉駅からのアクセス

などについてまとめています。

是非チェックしてみてください。

高徳院の鎌倉大仏の大きさは高さ13m以上!

鎌倉大仏の通称で知られる高徳院の大仏の大きさは、仏像のみでも約11.312mと3階建ての建物に相当します。

台座の部分だけでも2mの高さがありますから、合わせると13m以上となります。

これは尺貫法で4丈くらいですから、この大きさで設計されたり制作が行われたものと考えられます。

 

ちなみに目の大きさは約1m、顔は2.3mくらいでまゆ毛は1m以上、逆に口は80cmほどとなっています。

耳は2m弱ありますから、人の身長の高さを思い浮かべれば、おおよそのサイズ感をイメージすることができるでしょう。

手元に目立つ親指は1m弱ですから、こちらもかなり大きくて近づいてみると迫力大です。

 

高徳院の大仏の中は空洞で、昔は隠れて男女が密会したり博打が行われていた時代もあります。

現在は流石に勝手には入れなくなっていますが、それでもこういう歴史があったのは事実です。

 

大仏の中が空洞とはいえ30回以上の鋳造で作られていますから、重さは120トン以上と非常に重たいです。

大修理でプラスチックによる補強が行われていることもありますが、大部分が銅で作られているので、このような重量になっていると思われます。

下から見上げると存在感が大きく見えますから、見下ろす大仏を意図して4丈サイズに作られたと考えるのが妥当でしょう。

 

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高徳院の見どころと大仏の豆知識

高徳院といえばやはり立派な大仏が見どころで、鎌倉で唯一国宝に指定されていることからありがたみがあります。

観光名所としても名高く、海外からも足を運ぶ人がいるほどですから、高徳院の大仏の存在感は改めて大きいことがわかります。

 

豆知識というほどではありませんが、仮にもし大仏が2本足で立ち上がったと想定すると、その高さは20m近くになる計算です。

高徳院を訪れて大仏と対面したら、直立した場合をイメージしてみると楽しく思い出に残るのでおすすめします。

 

余談ですが、鎌倉大仏の正式名は銅造阿弥陀如来坐像で、もう1つの名前の8丈大仏は鶴岡八幡宮の八に通じるとされます。

昔は武士達の間で縁起が良い数字とされ、鎌倉大仏は信仰の対象にされてきました。

高徳院の入り口の仁王門は、2体の仁王像が高徳院を守りつつ来訪者を待っています。

 

高徳院といえば大仏殿の礎石も有名で、今はすっかり跡形もないですが、礎石は大風や地震による津波といった度重なる災害を受けても残り続けているものです。

 

一方で変わり種としては、大仏サイズに作られている巨大わらぞうりが挙げられます。

大仏様に日本中を行脚して欲しいとの願いから、大人の身長サイズに作られているのが特徴です。

徳川秀忠と縁のある観月堂を含めて、高徳院には見どころが満載です。

 

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高徳院の歴史をわかりやすく簡単にまとめ!

高徳院の成り立ちを簡単にわかりやすくまとめると、浄土宗の寺院として1238年に勧進が進められ、1243年に木造の大仏の開眼供養が行われた歴史があります。

 

しかし1247年に初代の鎌倉大仏が大風で倒壊してしまい、1252年に改めて銅の鋳造により作り直されることになります。

当時は金箔で今とはイメージが大きく異なりますが、1335年に再び大風を受けて倒壊してしまいました。

現在と異なり大仏殿の中に置かれていましたが、それでも大仏殿と共に壊れてしまっています。

室町時代に入ってからも、仏像を作り直しては大仏殿が大風や大地震に見舞われ度々倒壊しました。

 

江戸時代は流石に技術の向上もあって、大風で倒壊はしていませんが、長年雨風にさらされ劣化が進んでいたので1712年に修復されています。

修復を手掛けたのは浅草商人の野島新左衛門で、1737年に当時の高徳院住職によって開眼供養が執り行われました。

 

大正時代には大地震で台座が崩れましたが、大仏は前に傾いた程度で被害が済みました。

それ以降は昭和時代も含めて台座の補強、耐震補強工事が行われ、現在は免震構造による地震対策が施されています。

 

高徳院の歴史はまさに鎌倉大仏と共にあって、何度災害に見舞われても人の手で姿を取り戻し、時代が変わっても立派な姿を人々に見せているわけです。

 

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高徳院の大仏の拝観料金は一般と中高生300円!内部は必見!

高徳院の大仏は一般と中高生が300円、小学生は150円の拝観料金で見ることができます。

大仏の中は1人あたり20円で見られるようになっているので、高徳院を訪れたら大仏胎内を拝観しないのは勿体ないです。

 

拝観時間は時期によって異なりますが、午前8時00分から17時00分前後まで開いています。

入場は閉門の15分前くらいまで可能ですから、かなり余裕を持って見て回ることができます。

人が多い時は流石に手短に済ませるべきですが、人が少なければ独り占めするかのように楽しむのも不可能ではないでしょう。

 

勿論、大仏や寺院に対し敬意を払って接する必要があるので、大仏を汚したり傷つけるようなことはNGです。

ただ大半は写真撮影OKで接近もできますから、間近で大仏を観察したり写真に収められます。

 

以前は団体割引制度が用意されていましたが、現在は割引制度が廃止され、団体でも個人と同じ拝観料金が必要となっています。

小学生未満の未就学児童は無料なので、小さい子供は大人と一緒に一般の料金で入ることができます。

特別支援学校の学生や教員、障害者手帳を持っている人は拝観料が免除されますから、申請を行い免除を受けましょう。

胎内拝観は感染症対策で休止ですが、拝観自体は入場制限下で行うことができます。

 

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高徳院のアクセス!鎌倉駅からバスや徒歩でも

高徳院は公共交通機関と自家用車によるアクセスが可能で、江ノ島電鉄を使うと最寄りの長谷駅より徒歩約7分で到着します。

JR横須賀線鎌倉駅で下車後、江ノ島電鉄の藤沢方面行きに乗り換えてアクセスできるので、遠方から足を伸ばしやすいといえます。

藤沢駅経由の場合も同様に、JR東海道線か小田急線藤沢駅で下車してから、江ノ島電鉄鎌倉方面行きの乗り換えでアクセス可能です。

 

鎌倉駅からはバスの利用もできますし、鎌倉駅東口1番乗り場で江ノ島電鉄、あるいは6番乗り場から京浜急行バスに乗って大仏前停留所で降りればすぐです。

 

楽天たびノートには、高徳院の地図や周辺情報がよくまとまっていて役に立ちます。
高徳院へのルートマップや観光情報はこちら

 

駐車場は障害者用のスペースが用意されていますが、現在は閉鎖中なので近隣の駐車場を利用することになります

高徳院に尋ねても駐車場の紹介は受けられませんから、事前に確認してスペースを確保する必要があります。

 

境内での飲食は茶店以外では認められていないので、前もって食事を済ませるか場所を移動して食事を行いましょう。

自家用車以外でアクセスした場合は、バスを利用すると市内を移動するのに役立ちます。

ただ、境内から徒歩数分程度の場所にも飲食店はあるので、食事を摂るのは決して難しくないです。

このようにアクセスは公共交通機関が主になりますが、徒歩でも利用しやすい立地なので便利です。