京都市東山区にある東福寺は臨済宗東福寺派の総本山で、境内には多くの文化財・庭園や人工の渓谷があります。

境内には国宝や重要文化財に指定された建物がいくつもあり、東司は日本最古のトイレ遺跡としても知られています。

 

そんな東福寺について

  • 見どころ
  • 庭園
  • 入場料
  • 紅葉の見ごろ
  • 夜間拝観とライトアップ
  • 御朱印

など、見ていきましょう。

東福寺の見どころはどこ?春の庭園とお得な入場料をチェック

東福寺には多くの見どころがありますが、一番のおすすめは美しい庭園です。

境内の東西を流れる洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷の周囲に多くの木が植えられており、季節ごとに美しい景色が楽しめます。

洗玉澗には偃月橋・通天橋・臥雲橋の3つの木造橋がかけられていて、これらは東福寺三名橋と呼ばれます。


境内は春・夏・秋・冬のいずれの時期も楽しめますが、春の時期であれば本坊にある市松模様の庭が人気を集めています。

4月から初夏にかけての時期になると四角の石と庭に植えられている苔が美しい市松模様をつくり、季節感を楽しむことができるでしょう。

秋の紅葉も有名で、臥雲橋や通天橋から洗玉澗を眺めると、川の両側に植えられたモミジが真赤に染まった紅葉の海を見ることができます。


東福寺の境内は無料で入れますが、東福寺本坊庭園(方丈)は入場料(大人500円)が必要です。

方丈と通天橋・開山堂の両方を見たい場合は、共通入場券(1,000円)がお得です。


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東福寺の夜間拝観もおすすめ!ライトアップされる紅葉の見ごろはいつ?

東福寺の境内には多くのモミジが植えられていて、晩秋の時期になると美しい紅葉風景が楽しめます。

紅葉の見ごろは毎年11月中旬から12月上旬の間で、毎年この時期になると多くの観光客が訪れます。

東福寺の紅葉はとても有名で、テレビ番組などでも取り上げられる機会があります。


東福寺では毎年11月の後半の時期になると夜間拝観が行われ、境内のモミジがライトアップされて昼間とは違う幻想的な風景を眺めることができます。

夜間拝観は通常の一般拝観が終了して閉門した後に実施され、昼間とは別に入場料を購入する必要があります。

以前はツアー客限定で夜間の拝観が実施されてきましたが、2020年からは予約制で一般客も参加することができるようになりました。


京都市内にある他のいくつかの寺院や神社でも夜間ライトアップが実施されていて、ほとんどの場所は予約不要で誰でも入場が可能です。

 

東福寺の場合は実施期間が短い上に事前予約が必要になるので、希望する場合は事前に公式サイトにアクセスして日程や予約の必要の有無をチェックするようにしましょう。

旅行会社のツアー旅行を通して予約をする方法もあるので、申し込みの際に窓口で相談をすることができます。

 

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東福寺に行ったらランチはおばんざい!京料理がおいしい

東福寺の周辺にはいくつかの飲食店があり、中には京料理が味わえるお店もあります。

京都では一般家庭で普通に食べられているお惣菜のことを「おばんざい」と呼び、京野菜や豆腐といった地元の食材を薄味で上品に味付けされています。


東福寺からみて北東方向にある泉涌寺の入口の近くに、「祭」というお店があります。

こちらのお店では手頃な料金で京料理のランチ(定食)を味わうことができるので、東福寺を訪れた際は立ち寄ってみることをおすすめします。


「祭」のランチメニューはヘルシーな焼き魚や野菜の煮物などが中心で、伝統的な京都の「おばんざい」が味わえます。

お店は1人でも気軽に入ることができて定食メニューの料金も1,000円以内でとてもリーズナブルなので、女性におすすめです。
東福寺駅の周辺は商店街になっていて、本町通り沿いには個人経営のカフェやラーメン店などがあります。

電車でアクセスする場合は、駅周辺の商店街にある飲食店を利用することができるでしょう。

 

駅周辺であれば、踏切のすぐ近くにあるオレンジ色の建物のカフェ「ドラゴンバーガー」が有名です。

こちらのお店の看板メニューはジューシーなお肉を挟んだハンバーガーのランチセットで、しっかりお腹を満たしたい方におすすめです。


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東福寺の御朱印の受付時間・場所と種類は?手書きもあるよ

東福寺は大きなお寺なので、御朱印をいただくことができます。

御朱印帳をいただくことも可能で、秋に訪問すると期間限定の御朱印帳をいただくことができるでしょう。

 

御朱印の受付場所は本坊庭園の拝観受付の窓口です。

こちらの受付時間は午前9時から夕方4時(16時)までの間となっています。

受付終了が午後4時と早めなので、午前中かお昼頃までにはお寺に到着するようにしましょう。

 

東福寺の御朱印は墨書き(手書き)とスタンプの2種類があり、料金は500円です。

時間帯によっては、既に紙に墨で書かれたものを受け取る「書置き」になるケースもあります。

「書置き」ではなくて直接書いていただきたい場合は、午前中の早い時間に受付に行くようにしましょう。

墨書きだと書く人によって自体のバランスが微妙に異なりますが、世界に1つだけのオリジナルの御朱印なのでおすすめです。

スタンプタイプの料金は300円で墨書きよりも安く、「参拝」と日付・大佛宝殿・お寺の名前のスタンプが押されます。

御朱印帳をお持ちでない方は、東福寺を訪問した際にオリジナル御朱印帳をいただくことをおすすめします。

オリジナル御朱印帳の値段は1200円で、本堂の天井にある蒼龍図が描かれています。

東福寺へのアクセスは公共交通機関で!京阪電車も利用可

東福寺周辺は道路が狭くてコインパーキングなどの駐車場がほとんどないので、お寺にアクセスする際は公共交通を利用することを強くおすすめします。

 

 

京都駅からアクセスする場合には、JR奈良線に乗車して1駅目の東福寺駅で下車します。

駅から本町のガード下をくぐってしばらく進むと、左手に木造の「中門」が見えます。

中門が見えたら左折して東に進めば、境内に入れます。

駅からお寺の入口までは徒歩約10分ほどです。

 

ちなみにJR奈良線と京阪電車の東福寺駅は隣接していて、出町柳・七条京阪または淀屋橋・枚方方面からもアクセスが可能です。

ただし京阪電車の特急は東福寺駅を通過してしまうので、手前の駅で普通または準急に乗り換えるようにしましょう。

 

路線バス(京都市営バス)を利用してアクセスする場合は、最寄りの「東福寺」で下車すると徒歩約4分でアクセスできます。

京都駅からは88系統・208系統に、四条河原町・祇園方面からは207系統を利用すると便利です。

「東福寺」の停留所は、京都市バス1日券(600円)が使える範囲内です。

踏切のすぐ近くの本町ガード下には駐輪場(最初の1時間は無料)が設けられているので、レンタサイクルを利用してアクセスすることも可能です。