京都の伏見稲荷大社(お稲荷さん)は、全国に約3万社あるという稲荷神社の総本社。
朱色が目を引く鳥居や、キツネおみくじ、お守り、御朱印など見どころも沢山あります。
そんな伏見稲荷大社に参拝する時に気になる
- 拝観料金(入場料)
- 所要時間(観光時間)の目安
- 参拝時間(営業時間)
などをご紹介します。
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伏見稲荷大社の拝観料(入場料金)はいくら?
伏見稲荷大社には本殿や奥社、参集殿などありますが、
- 拝観料は無料
となっています。
もちろん、神社の拝観料は無料でも、あちこちに箱が置かれているので「気持ち」をその中に入れることはできます。
また、ご祈祷拝受は有料となっていますので、全てが完全無料というわけではありません。
なお、駐車場(170台分)は無料となっています。
伏見稲荷大社が外国人から人気の理由・・・
以前、京都を訪れたときに伏見稲荷大社からタクシーに乗りました。
運転手さんに
「外国の方が大勢いますね」
と言ったところ、
「鳥居が派手だし、タダだから、とりあえず皆来るんだよー。」
と言っていました。
本当のところはどうか分かりませんが。。。
しかし、一般的に、神社の中には一つ一つの建造物ごとに拝観料を徴収するところもあります。
そうした神社と比較すると、伏見稲荷大社は、拝観料の面ではかなり良心的な神社と言えるのではないでしょうか。
伏見稲荷大社の拝観時間の目安は何時から何時まで?
伏見稲荷大社は、24時間、早朝や夜間であってもお参りすることができます。
つまり、拝観は終日可能というわけです。
また、定休日もなく一年中365日参拝可能です。
おみくじやお守りの営業時間を目安に拝観するといいかもしれませんね。
おみくじ・お守りの授与時間(営業時間)
特に開門や閉門がないので、24時間訪れることはできますが、おみくじやお守りの授与所が開いている時間は限られています。
授与所では、お守りやご利益グッズが販売されているので、もしもグッズを購入したい場合には、この受付時間内に授与所に立ち寄れるように拝観スケジュールを組むことをおすすめします。
授与所の受付時間は、
毎日朝7:00~夕方18:00まで
です。
(大祭や初詣の期間は延長されます)
ご祈祷の受付時間
ご祈祷を受けたい場合も受付時間内に済ませましょう。
ご祈祷の時間は、
朝8:30~夕方16:30(受付は16:00まで)
です。
(大祭や初詣の期間は延長されます)
申込みは、本殿の左側にある受付所で、当日のみ受け付けています。
祈祷料(初穂料)は3000円。
ご祈祷の所要時間は30分程度といったところでしょう。
正月や行事ごと(七五三や成人式)のときは若干混みあいますが、複数人で同時に受けるので待ち時間はさほど長くない印象です。
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お勧めの参拝時間は?
24時間参拝可能な伏見稲荷大社ですが、おすすめの時間は朝方(~9:00頃)でしょう。
有名な観光スポットなので、やはり昼頃になると平日でも混雑します。
朝9:00頃であれば、授与所なども開いていますし、混雑を避け比較的スムーズに回ることができると思います。
夜の千本鳥居のライトアップはいかが?
また、最近では、あえて夜の時間帯に訪れる人も増えてきているようです。
というのも、暗い中で灯篭(とうろう)に照らされた千本鳥居を見るためです。
昼間では感じることができない、夜間の幻想的な雰囲気を味わうことができる、とのこと。
とはいっても、観光用の公式なライトアップがされているわけではありません。
真っ暗だと困るので便宜上の照明が点く、といった感じです。
できれば明るい時間に行くことをオススメします。
なお、照明が点く時間は、何時からと決まっているわけではなく、暗くなったらつくそうです。
そのため季節によってライトアップの時間帯が変わってきます。
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観光の所要時間はどれ位?
「なにをどこまで見るか?」によって所要時間が変わってきます。
(出典:http://inari.jp/trip/map01/)
例えば、桜門、本殿から千本鳥居をザっと見て回るコースなら、見学時間は30分~1時間程度でしょう。
また、境内には複数の神社や建造物が建てられていて、その中には重要文化財に指定されているものもあります。
それらを一通り見て回ろうと思うと、かかる時間は2時間程度となります。
本殿の奥の参拝所を訪れたり、お守りや御朱印を集めたりするなら、時間に余裕を持って2時間は見ておきましょう。
また、本殿の奥の稲荷山はかなり広く、鳥居がひたすらズラーっと並んでいます。
山頂の一ノ峰までを往復しようと思うと、軽いハイキング(登山)になってしまい、ただ歩くだけで2時間以上かかると思います。
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伏見稲荷大社の見どころ
千本鳥居
伏見稲荷大社の見どころと言えばなんといっても千本鳥居ですよね。
朱色の大きな鳥居が立ち並ぶ姿は、幻想的な雰囲気を感じます。
その下を潜り抜けるだけでも参拝者を神聖な気持ちにしてくれますよ。
鳥居の数は千本?
千本鳥居は、そのネーミングから鳥居が1000本並んでいるとイメージする人は多いのですが、実際には860基だそうです。
しかし伏見稲荷大社の境内には、この千本鳥居も含めるとトータルで約1万基の鳥居が存在するそうです。
鳥居からパワーをもらいたい人にとってはぜひ一度は足を運んでみましょう。
狛狐(こまぎつね)
もちろん、千本鳥居以外にも見どころがあります。
例えば、境内に置かれているコマギツネですね。
多くの神社では、境内に神のお使いとして犬が置かれていて狛犬と呼ばれていますよね。
でも、伏見稲荷大社では、犬ではなく狐が置かれていて、狛狐と呼ばれています。
狐と言っても一般的な狐ではなく、白狐(びゃっこ)です。
この白狐(びゃっこ)は、本来、目では見ることができない透明な狐なのだそう。
おもかる石
奥社奉拝所の奥の灯篭には、おもかる石(重軽石)という石が置いてあります。
この石は、宝珠(擬宝珠)と呼ばれるもの。
おもかる石を持ち上げたときに、
- 思ったよりも軽いと感じたら、願いが叶う日が近い
- 思ったよりも重いと感じたら、願いが叶う日が遠い
と言われています。
ぜひ願い事を思い浮かべて、おもかる石を持ち上げてみて下さい。
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伏見稲荷大社の歴史
伏見稲荷大社は、711年に建てられたと言い伝えられています。
イロコノハノキミという人物が、勅命を受けて稲荷大神を奉ったことが起源だそうです。
その後の長い歴史の中で
- 日本に仏教を伝えた弘法大師(空海)が、天皇から東寺を承って鎮守社としたり、
- 鎌倉時代には、源頼朝が足を運んで武運を祈念したり、
多くの人達が参拝したという歴史を持っています。
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